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人間の究極の幸せを描く2023年最も美しい哲学映画
あなたにとっての「幸せ」とは……? ありきたりな景色、ルーティン化した退屈な仕事、変わり映えのない人間関係。そんな、何も特別じゃない日常の中にこそ、「幸せ」ってあるものなんだな、と気づかせてくれる映画に出会えたら、人生はもっと豊かになる。そんな感性が磨かれて幸せの解像度が高まる映画が、まさにこの「PERFECT DAYS」である。観てから数週間経った今でも、その余韻が続いている。
東京・渋谷で公共トイレの清掃員として働く平山の静かで淡々とした日々をただひたすらに追うだけのシンプルなドキュメンタリーのような映画。彼の毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれない。しかし、彼にとって1日として同じ日はなく、毎日が詩的で、一瞬一瞬が新しさに満ちている。
平山が些細(ささい)なことに幸せを感じて、木漏れ日やすれ違う人々や猫、移りゆく空模様に感動する表情を見ていると、毎日をもっと大切に生きようと思えるのだ。こんなふうに毎日を生きられたら、未来への不安も、社会や他者への不満とも無縁だろう。
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引用元:http://ent.smt.docomo.ne.jp/article/16880368,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]